施設の概要

サービス内容放課後、長期休暇中の児童の居場所提供 送迎サービス・オリジナル活動
住所〒372-0021群馬県伊勢崎市上諏訪町1258-12 MAP
開所時間月曜日〜金曜日13:30〜17:30 長期休み期間9:00〜17:00
電話0270-61-9806
FAX0270-21-5066
利用料金受給者証に記載された負担額 
おやつ代100円/回、ほか行事費用
対象となるお子様療育を必要とする児童(小学校1年生〜高校生)
定員10名
管理代表者河本 昌也
<profile>
外国語学部で学び、グアテマラのスペイン語学校を経てメキシコで就業。2005年ハリケーン『ウィルマ』被災。その際に経験した現地の人々の助け合いの姿に心打たれ帰国後、福祉の道へ。社会福祉士、介護福祉士。福祉大学を卒業し、福祉大学院修了。自閉スペクトラム症を専攻。

NPO法人設立からの経緯

NPO法人りぼんは、2006年に設立しました。困っておられる方のために少しでも役に立てたら、という思いで始まった活動でした。最初は、定員5名だけの小さな福祉ホームの運営。障がいの程度が軽く、もう少しだけ援助があれば自立した生活が可能な方のための施設です。ノウハウや潤沢な資金があるわけでもありません。試行錯誤しながら、毎日毎日起きる大小様々な出来事と向き合ってきました。

画像の説明

振り返れば、いろいろなエピソードがあります。そして、いろいろな方と出会い、お話をし、協力を得ながら、なんとか活動を続けてきました。

そんな中、地域のある女性から相談を受けました。聞けば、障がいを持ったお子さんがいらっしゃるお母さんだとのこと。

「ハンディキャップを持つ子ども達の親は皆が困っている」
「どうにか力を貸してほしい」
訴えは真剣です。

「子ども達の放課後や、夏休みなどの長期のお休み、兄弟達の学校のイベントなど、親がどうしてもみてあげられない時間帯の子ども達の受け入れをしてほしい」「このままでは、仕事を投げださなければならない」「自分がみてあげなければ誰もみてくれる人がいない」

それらの言葉のひとつひとつは重く、切実で、大変な状況がひしひしと伝わってくる内容でした。

とは言っても、これを解決させるのは容易なことではありませんでした。
様々な問題を少しずつ解決し、またいろいろな方の協力を得ながら、その後、市の「日中一時支援事業」の認可を得ることができました。

最初に相談を受けたあの日から、もう数年が経ちます。
今回、場所を変え、群馬県の「放課後等デイサービス事業」の認可を得ました。保育士が常駐して対応することで、より専門的な見地からのアプローチが可能となりました。広さも確保され、のびのびとした空間を提供できるようにもなっています。

提供されるおやつは、「なるべく子ども達と一緒に手作りして食べられたらいいな」「本格的に調理に将来興味を持ってくれる子ども達が出たら素敵だな」との思いから、大きなテーブルにシンクを埋め込んでしつらえました。

スペイン語の対応も可能です。世界は日本だけで回っているのではなく、他にもいろいろな文化や価値観や人や歴史があって成立している当たり前に目を向け、どんな国籍や人種だろうと関係なく相手を尊重して接することができる人に、子ども達には将来なってほしいなと思っています。

これからも、微力ですが困っておられる方のために少しでも役に立てるように活動を続けていきたいと思っております。